デザイン年度 1981

棚以外のアイテムは6㍉ワイヤーで椅子とテーブルのフレームを構成している。 細かいネット部分とハンドルは4㍉を使った。座面や肘掛の木部と金属部分は製作を違えるため、できるだけシンプルな方法によるジイントを考えた。テーブル類とワゴンの取り付けも椅子と同じ構造である。棚の支柱は32㍉のパイプを使った。棚板の取り付けは板と桟で支柱を挟みビス止めで固定する。この方法によって任意の位置に棚板の固定を可能にしている。椅子における鉄の活用は細くても丈夫である。その上柔らかく躯体を構成し、体をサポートする素材の剛性が形状に調和して、その特性が生かされている。 ABITARE誌1983年9月号(ページ143)に掲載される。

リビング・ダイニング

リビング・ダイニング

シェルフ