昭和40年、私は企業内デザイナーでいた。当時、北海道での家具展覧会のコンペティションは北海道家具展、旭川では木工祭があった。北海道と東北六県では北日本中小企業展が各県持ちまわりで催され、全国区では全国優良家具展が東京で行われていた。私の所属した上川木工株式会社では、昭和40年も恒例のごとくそれぞれの展覧会に出展した。しかし、いつもの年とは違っていた。3つのグランプリーを獲得した。全国優良家具展では始めての内閣総理大臣賞が北海道に渡ったものだ。トリプルクラウンは当然はじめてだった。

全国優良家具展出品したリビングボード

北日本中小企業展に出品したリビング・ユニットキャビネットとイージーチェアー

全道木工展に出品した収納家具

 

  平成16年その後、長い間忘れていた賞を手中に収めるチャンスが舞い込んだ。札幌スタイルで初めてのコンペティションが企画され参加を試みた。小品のスツールが準グランプリーを獲得した。

ヴァテックススタッキングスツール・デザイン年度 2004年

シンプルな装いと軽量でしかも丈夫なスタッキングスツールを追いかけてみた。構造のシンプルさ、スタッキングのシンプルさ、成型合板の型のシンプルさなどを支柱に展開した。三脚は床面の不均衡に馴染んで使用時の安定が得られる。

  2000年2月, パイン・デザイン・プロジェクト(PDP)の開催に参加して、ストックホルムに渡った。この企画は、北欧製材共同輸出振興会社(NTC)からパイン材の提供を受けて、日本9名、スエーデン3名のデザイナーが、静岡のメーカーとのコラボレーションで家具のデザインを行い、製作を行ってスエーデンで発表し、続いて東京で発表するという大型プロジェクトだった。

トレイド・デザイン年度 2000年

空間のフレキシビリティー、空間と物の間にあるフレキシビリティー。このフレキシビリティーをベースに「しつらえ」を考える。パーティーションの役目に「しつらえ」を充たして家族の成長や生活空間の増減など生活の変化にアクセプトする。

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